
数百人の通信を束ねる「大元の司令塔」、コアスイッチ。そのリプレースを、提案から設計、検証、構築まで一手に担うのが須甲だ。12年にわたりネットワーク領域を専門に磨き、いまは大手企業グループの通信基盤を支える。一度止まれば業務全体が止まる緊張感のなかで、綿密な検証を重ね、確実に動かしきる。専門性が、そのまま市場価値になる仕事だ。
須甲/ネットワークエンジニア(スペシャリスト)。スイッチ・ルーター・ファイアウォールの導入から基本設計、提案書作成までを担うネットワークの専門家。12年にわたり現場を歩み、現在は大手商社系IT企業に参画し、拠点コアスイッチのリプレースを主導。

Q & A

いまの仕事は?
大手企業グループの各拠点にあるコアスイッチのリプレースを担当しています。数百人の通信を束ねる機器なので、交換すれば丸一日ネットワークが止まる。失敗が許されないぶん、事前検証に事前検証を重ねて本番に臨みます。機器の構築だけでなく、提案書や基本設計、設定情報の作成まで、一貫して任されているのがこの現場の特徴です。最近は、設定の妥当性チェックなどでAIも相棒として使いこなしています。人が判断すべきことと、任せていい作業。その線引きが、だんだん分かってきました。
この仕事の面白さは?
綿密に検証を積み上げた末に、計画どおりネットワークが立ち上がる瞬間ですね。新しい拠点の立ち上げで、設計どおりに配線が組まれ、フロアの端から端まで、すべてが正しく動き出す。あの手応えは格別です。ネットワークは「動いていて当たり前」と思われがちですが、その当たり前を裏で支えているのは、地道な設計と検証の積み重ねなんです。しかも機器には寿命があり、5〜6年周期で必ず更新のタイミングが来る。一度身につけた専門性が長く活き続ける、息の長い領域でもあります。
会社の環境は?
昇給は毎年、着実に続いています。有給も普通に使えますし、現場との調整で困りごとがあれば、会社がすぐに動いてくれる。社長との距離も近くて、「この案件、どう思う?」と直接大口案件の相談が来ることもあります。現場のエンジニアを信頼して任せてくれている実感がありますね。信頼できる会社だからこそ、前の現場で出会った優秀なエンジニアを、自分から紹介して入社してもらったこともあります。人にすすめられるかどうかは、会社を測るいちばん正直なものさしだと思います。
担当領域はどう広がっていますか?
コアネットワークに加え、監視サーバーや集中管理サーバーの設定など、隣接する領域も任されるようになってきました。ネットワークを深く知っているからこそ、サーバー側の設計意図も読める。逆にサーバーを触ることで、ネットワーク設計にも新しい視点が生まれる。求められれば応える。その繰り返しで専門性の幅が自然に広がっていくのが、この仕事の醍醐味です。12年続けてきて、まだ伸びしろを感じられるのは、ありがたいことですね。
これからは?
特定の現場にこだわりはありません。声がかかれば「はい、喜んで」。それが自分のスタイルです。新しい拠点、新しい構成、初めて触る機器。一つひとつは小さな挑戦でも、積み重ねれば確実に引き出しが増えていく。挑戦の機会を会社がどんどん広げてくれるので、その一つひとつに応えながら、ネットワークのプロとしての価値を高め続けたいですね。この先も、指名で仕事が来るエンジニアであり続けることが目標です。

